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ポストカード
宮古・日立浜の猫たちの、ポストカードこちら

☆☆☆

2014.02.25

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水を飲めなくなっていました。
飲みたそうに長い間水を見ているのに、飲もうとすると飲めない。
今この写真を見ると切ないです。
写真を撮っている時は未来を知らず、
だんだん飲めなくなっていることはわかっていても、
がんばれ、ほら、飲んでごらん!と、
気が散るだろうから心の中で、叫びながら撮っていました。
逆戻りすることはない、またそれが何を意味するか知りつつも、
もしかしたらもう一度、快復する日があるかもしれない、
もし快復しなくてもせめてこのまま、長く生きていられる場合だってあるかも…と…

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2014.02.26
でもこの写真の頃を最後に、ちわりは自力で水を飲めなくなり、
一月もせずに逝ってしまいました。

体調を崩し、ほとんどの時間をソファで過ごすようになってからも、
初めの頃は度々バスタオルから顔を出して、
ママ、お水~と、目顔で要求していました。
わたしは呼ばれる度に嬉しくて、水を持って飛んで行きました。はいはーい!
水ではなく、わたしがいるのを確認しただけということもよくあったけど、
それはそれで嬉しかった。
いるよ、ちわり、ちゃんとここにいるよ…

去年の11月終りから12月初めにかけて大きく悪化し、
でも、そこは乗り越えた…と、思いました。
検査の数値も、11月26日にはcre(クレアチニン)9.18、iP(リン)11.9
12月17日はそれぞれ3.53と4.6、大きく改善されています。
12月1日には呼吸が荒く苦しそうな状態が1時間ほと続き、
きっと危険な状況だったと思いますが、
4日のメモには、

1~2週間、足(後足)を引きずって歩いていたが、
夜、少し危ない感じながら普通に歩いていた。
爪が引っ込まなくなっているので、引きずると爪を引きずる音がしていた。
カチカチ当たる音だけになった。


と、書いてあります。

おでこを撫でていたら久しぶりにぐるぐる。

とも…たぶん、強制給餌に切り替えた効果だっただろうと思います。
でも、12月7日には、

水を飲みたそうにしているが、吐き気がするのかやめてしまうことがしばしばある。
今日は最近の中では少し多く飲んだ。


と、初めて水について気にするメモを書いています。

水を飲まない。気持ち悪くて飲めないのかもしれない。
飲む時も嫌そうに飲んでいる。(12.09)


というメモもありますし、

昨日、今日は水をわりとよく飲む。(12.14)
水も飲んだ(12.15)


と、いうメモも。14日には

おでこをちわりのおでこにくっつけるとぐるぐる言う。顔を近づけて撫でると嬉しそう。
この数日、眠っている時間が少し減って、起きていることが増えている。


15日は

(バスタオルの中を)覗くとだいたい起きている。

とも書いてあり、体調が比較的良くて水も飲めたのでしょうね。
今読むと、やはり辛い。
この落ち着いた状態は1月半ばくらいまでは続き、

深夜(18日明け方)、久しぶりにダイニングチェアに乗る。
お水を飲んで(わたしがグラスを持って飲ませた)、ソファへ戻る。(01.17)


というメモもあります。
強制給餌を吐きだすこと、食べられなくなっていることと共に、

水も、少しずつ飲みにくそうになって来ている。(01.19)

と書かれてもいるけれど、ソファへわたしが運ぶ水を、自力で飲んでくれていました。
2月に入ると体重が急激に減り始め、体調は再び悪化、
水をたくさん飲みたがっているのに飲みにくい、辛い状況になって行きました。

水を飲む量が増えている。
ソファへ持って行く水だけでなく、
ちわおんルームのごはん&水の自分の水を見ている。(01.31)

ソファへ持って行った水をたくさん飲んだ。
水を飲むのも一生懸命…少しハフハフ言いながら飲んでいたが、
時間をかけて十分飲めたせいか、その後ぐるぐる言っていた。(02.06)

今日も水をよく飲む。
飲みにくそうではあるが、昼も時間をかけてたくさん飲み、その後ぐるぐる言う。
夜、強制給餌の後も、時間をかけてずいぶん飲んだ。(02.07)


グラスの縁までいっぱいに入っている方が飲みやすいようだったのでいっぱいに、
そして入れ替えると飲めることもあるので何度も、
床のあちこちにこぼしながら水を運んでいました。
もういいや…いらない…と、飲み終わるのではなく、
十分飲めて飲み終わった後、満足そうにぐるぐる言う時のちわり…
辛くて、それ以上に愛しくて、でも、それさえ短い間でした。

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2014.02.17
家写真用の小さいカメラで撮った写真です。

4:50水を飲みたそうにしているが飲めないので、シリンジを使い飲ませる。
その後ちわおんルームごはんの横の水も少し飲む。
9:15ソファでグラスからたくさん飲む。
ダイニングチェアに乗った。歩き回る。(02.17)


水が飲みたい。でも、最近ママが持って来る水は水じゃないよ。
不味いから飲めないよ。
そういえば、テーブルの上にはおいしい水があったはず…
この椅子に乗って飲むお水はおいしかったはず…
そう思って、テーブルに来たのかもしれません。
メモには「乗った」としか書いてありませんが、
椅子に乗った後、テーブルの上のグラスを見ていました。
取って口元へ運んであげたけれど、結局飲めませんでした。
ここのお水も水じゃなくなってたのね。不味くなっちゃったね。
水くらい、おいしく飲ませてあげたかったよ。
この時が、ダイニングチェアに乗った、最後でもありました。

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2014.02.27
これも家用の小さいカメラで、自分のために撮った写真。
亡くなった後で思い返す病気の日々なんて、辛いことばかりですね。
でも、小さな慰めや温もりがあったことも忘れまいと思います。
最後の数日、自力で飲めず、強制給餌も減らしていたため、
水分不足にならないよう、シリンジでの給水を増やしていたのですが、
その給水の後はいつも、しばらくわたしの膝にもたれて甘えて行きました。
(この写真は給水中の写真です)
元々はだっこが大好きだったちわり。
でも、苦しいのか吐き気があるからか、体調を崩してからはだっこしたがらず、
わたしも、なるべくそっとしておくようにしていました。
飲ませたお水自体は、吐いてしまうことが多く、きっとおいしくもなかったでしょう。
また、最後の数日は、どこもかしこも柔らかく、ぐんにゃりとなって、
何をされても抵抗出来ないような状態でしたが、
ただ疲れて動けないのとは違う、
わたしの膝に顔を柔らかく押しつけて、甘えていたちわりの、
温かさを、かわいらしさを、ずっと忘れません。




2014.02.07




2011.10.11(既出)


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by chiwari-yuki-y2 | 2014-04-14 19:27